眠り書籍
ねむり
村上春樹の短編。
福尾が『置き配的』でも扱っている。「眠らなくなってから一週間が過ぎた」という一文から始まり、眠れなくなったのではなく、眠らなくてもいい体を突然手に入れてしまった主婦の話。寝不足で変なことになるのかと思いきやそんなこともなく、不眠を夫に隠して毎晩一度寝たふりをしてから起き出し、読みたかった本を読んだり一人でドライブしたりする。それでも全く救われない。余暇を手に入れることだけでは何の救いにもならない、その出口の無さ、デッドロックが書かれている。
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関連項目
- 虚弱エッセイと体力お化け自己啓発「体力お化け」という言葉がよく使われ、ビジネスの文脈では「体力があるやつが最後に勝つ」と言われる。
- 我慢比べの世界で虚弱の価値を語るホストの世界は超パワー、というよりタフネス、つまり我慢比べの世界である。
- 本人の意思と関係なく上流で待ち構える個々人は別にそんなことをしようと思っていないのに、結果として上流で待ち構えてしまっている構造がある。
- タフネスの二段階スラムダンクを全く知らない福尾に、荘子itが『THE FIRST SLAM DUNK』を説明しながら。
- 噛ませ犬の噛みが道になるいま『バキ』でジャック・ハンマーに光が当たっていて、その最大の武器が噛みつきになっている、と福尾。
- 解釈が必要な人毎朝5時に起きて20キロ走る元ゴールドマン・サックスの人には、なんだか一個抜けているオーラがある。
- 5秒の夢への恩返し毎日30分しか寝ないと言う人が出てきたとき、みんな半信半疑ながらどこかで期待してしまった——完全にガンダムのニュータイプと一緒で、ひょっとしたら本当なのかもしれない、これでいけるとしたらとんでもないぞ、と。
- 企画という口実「寝た方がいいよ」と正面から言っても救えない。