建蔽率
けんぺいりつ
福尾の比喩。
番組より
敷地いっぱいに自意識が膨らんじゃってる感じがして、本当はもうちょっと建蔽率を減らして、自分の家の門と玄関の間にあるスペースみたいなものが、寂しさと我々が呼んでたものだと思うんだよね。
建蔽率が満杯の状態って、思ったこと全部言うみたいな、互いが互いに思ったことを全て言い合ってるSNS的な地獄みたいなの。
この項目について
自意識を建物に見立てると、いまは敷地いっぱいに建物が膨らんでいて、 隣家とすれすれになっている。本来あるはずの、門と玄関のあいだの空きスペースこそが 「寂しさ」と呼ばれていたもので、そこが潰れているからみんなすぐ怒るか辛いかになる。 思っているけれど言わない、という空白によって両者が繋がっている状態の擁護でもあり、 福尾が「その場で言わずに後で書く」ことともセットになっている。
この項目が出てくる回
関連項目
- 大二病大谷能生の言葉とされる。
- 社会人2年目の病大二病の反対側にある病。
- 寂しさの消失2015年ごろまで人はもっと寂しそうだった、という福尾の現状認識。
- 不用意に前提されるつらさみんな疲れているしみんな辛い、という前提の上に人文系のコンテンツが積み上がっている状況への違和感。
- ベタがないとメタもないSOUL'd OUTのDiggy-MO'は今でこそ半笑いの対象にされがちだが、 中学生の荘子itはマジでかっこいいと思って聴いていた。
- 5分間だけ神になるポップスターのライブは、ファンダムが思い描くスターがステージに立っているという意味で 宗教でしかない。
- あらゆるものはフェティッシュである画質の悪い映像やレコードのノイズに反応してしまうのは、メディア経験の刷り込みなのか、 原理的なことなのか。
- 環境と社会は違う『非美学』で書いた話として福尾が持ち出す。
となりで喋られていたこと
この項目に言及している項目
- Андрей Тарковскийニコニコ動画のガビガビの画質で見た原体験があるため、4Kリマスターのほうが嘘に感じてしまう、という例として挙がる。
- 伊藤亜紗帯文を書いた人として言及される。
- 大谷能生「大二病」という言葉を考えた人として紹介される。
- 落合陽一デジタルネイチャーを、デジタルに埋め尽くされたものも自然として捉え返す東洋的な統合として紹介するが、 福尾は「むしろ逆で、自然というものを深刻化しすぎている」と応じる。
- Kendrick Lamar器用で何でもできてしまう例。
- 佐久間荘子itの失踪した親友が弟子入りしていた人物。
- The Eraser福尾が収録に向かう道中で聴き返したアルバム。
- しっぽ先生荘子itが福尾を呼ぶときの言い方のひとつ。
- SKY-HIBMSGの番組で荘子itがMC的な仕事をした。
- 荘子it=ラッセン問題この回のサブタイトルにある。
- Diggy-MO'今では半笑いの対象にされがちだが、中学生の福尾はマジでかっこいいと思って聴いていた。
- Dos Atmos前作。
- 喉に刺さった小骨「それちょっときつくないか」と言うほどではないが飲み込めない、という感じのことを 福尾はしがちで、言わないまま帰り道に反芻する。
- Pearl2025年5月7日リリースの新曲。
- ピカピカブー子供番組の歌。
- Frances the Mute荘子itが今も車でリピートしているアルバム。