耳学問の強さ
みみがくもんのつよさ
福尾が参政党の神谷について言ったこと。
番組より
純粋バイオの耳学問の人だなって。それがめっちゃ上手な人なんだろうなって思って。つまり別に僕自身がそんな読んだりしなくても、周りの人に聞けばいいじゃないですかっていうタイプの人なんだよ。
このポッドキャストだってね、耳学問だしね。耳学問中の耳学問だしね。
この項目について
長尺の党首討論やインタビューを見て一番思ったのは、何かを読んでいる感じが向こう側に全くしないということ。橘隆であれば弁護士としてエクリチュールが後ろ盾にあるが、この人は「純粋バイオの耳学問」で、しかもそれが極めて上手い。本を読まなくても周りの人に聞けばいいというタイプ。島田紳助が「読んだ人の話を聞けばいい」と言っていたのと同じ。荘子itは「知識のハードディスクを外付けにして自分は高速でSSDを回す」ほうが平場では強い、と言う。ただし「本を読んでいないからダメだ」という論調こそが対立を深めている、という留保もつく。この番組自体が「耳学問中の耳学問」でもある。
この項目が出てくる回
関連項目
- 読まされ感の政党官房長官や総理大臣が原稿を読まされている、あの感じ。
- 二重底構造組織の外側に対して「そんなのは昔の話だ」と言うのと同じように、もともとの支持基盤だったはずの、その主張を今も大事に思っている人たちのことも、中心にいる人は冷めた目で見ている。
- 一人で完結するプロジェクトは意味がない樋口恭介の選書で、カーネギー『人を動かす』が『構造と力』や『アンチ・オイディプス』と並べられていた。
- 欲望の縮小再生産B2C的な、自分と読者という一対他の関係だけでやっていると、カルチャーにおもねらないという態度表明であると同時に、悪く言えばオンラインサロン的になっていく。
- アングルが良くない喧嘩をしないのは生ぬるいかもしれないと思いつつ、「サロン商売がどう」というアングルでは別に喧嘩したくない。
- 大前粟生福尾と同い年。
- 樋口恭介選書でカーネギー『人を動かす』を『構造と力』『アンチ・オイディプス』と並べ、「一人で完結するプロジェクトは意味がない」というポップを書いていた。
- 島田紳助「自分は本を一切読まない、人に会って話を聞くから読まなくていい、読んだ人の話を聞けばいい」。