他の字と区別できればいい
ほかのじとくべつできればいい
書家の展示で福尾が聞いて面白かったこと。
番組より
その字がその字であるっていうことを決めるためのファクターは、他の字と区別できればいいっていう、そこが最小条件なんだよね。
でも文字が反転してもいいとか書き順がぐちゃぐちゃでいいっていうのは、もっと疎な関係っていうか、そこにいろんな隙間がいっぱいある状態だと思う。
この項目について
その字がその字であることを決めるためのファクターは、 「他の字と区別できればいい」——そこが最小条件。 甲骨文字の再現では、亀の甲羅や鹿の肩甲骨に刻む都合上、 まず縦線だけ彫って、そのあと横線だけ彫っていく。 筆順という概念が発生する前の文字だから、画数もぐちゃぐちゃ。 字が左右反転していることさえある。 「あ」のイデアなど存在しない—— 本当の三角形が実在しないのと同じで、 なんとなくの家族的類似でみんな書いている。 福尾はこれをソシュールと比べる—— ソシュール的なモデルは密で、 あらゆるトークンが他のあらゆるトークンと関係し合う 現行のAIとほぼ一緒。 それに対して、反転してもいい・書き順がぐちゃぐちゃでいいというのは、 もっと疎な関係で、隙間がいっぱいある状態。
この項目が出てくる回
関連項目
- 密な人だと思い込んでいた頭空っぽ性は疎密にもかなり近い対立だが、別の言い方をすると違う話になるかもしれない、という意図も込めている。
- 密な人が話しかけてきたら怖い密なやつがやってくる、という怖さ。
- ゴテゴテしているが馴染んでいる家具の音楽と言っても、全てがIKEAのように馴染んでいるという話ではない。
- レディオヘッドとエアヘッドエアヘッデッドネスとレディオヘッドの続きとして、 荘子itが二週間かけて考えてきたこと。
- 記号の波が通り過ぎただけゲスト回で、荘子itが一瞬だけわけの分からない記号の羅列を早口で言った。
- 密なのは被害者の側記号の波が通り過ぎただけから、荘子itが対を裏返す。
- エアリプは受信した側が成立させる本人にエアリプをしようというつもりが全くなくても、 エアを察知する人間が一人でもいれば、もうそれはエアリプなんだ—— 福尾がそう言い、荘子itが乗る。
- そこになかったらないですねEverything In Its Right Place の反対語は 「そこになかったらないですね」—— 誰かがXで言っていたのが面白かった、と荘子itが紹介する。