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他の字と区別できればいい

ほかのじとくべつできればいい

書家の展示で福尾が聞いて面白かったこと。

初出
レディオヘッドと頭空っぽ(2026年3月30日)

番組より

その字がその字であるっていうことを決めるためのファクターは、他の字と区別できればいいっていう、そこが最小条件なんだよね。

でも文字が反転してもいいとか書き順がぐちゃぐちゃでいいっていうのは、もっと疎な関係っていうか、そこにいろんな隙間がいっぱいある状態だと思う。

この項目について

その字がその字であることを決めるためのファクターは、 「他の字と区別できればいい」——そこが最小条件。 甲骨文字の再現では、亀の甲羅や鹿の肩甲骨に刻む都合上、 まず縦線だけ彫って、そのあと横線だけ彫っていく。 筆順という概念が発生する前の文字だから、画数もぐちゃぐちゃ。 字が左右反転していることさえある。 「あ」のイデアなど存在しない—— 本当の三角形が実在しないのと同じで、 なんとなくの家族的類似でみんな書いている。 福尾はこれをソシュールと比べる—— ソシュール的なモデルは密で、 あらゆるトークンが他のあらゆるトークンと関係し合う 現行のAIとほぼ一緒。 それに対して、反転してもいい・書き順がぐちゃぐちゃでいいというのは、 もっと疎な関係で、隙間がいっぱいある状態。

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関連項目

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