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一生一ミリも貢献しない

いっしょういちみりもこうけんしない

福尾がお金をもらって書いた最初の文章は、建築批評のウェブメディア 「10+1」でのヴェネツィア・ビエンナーレ日本館カタログの書評だった。

初出
『8番出口』みた(2025年9月29日)

それが建築界隈から炎上し、「実務が分かっていないのに偉そうなことを言うな」 と言われたうえ、藝大の建築の教授から 「お前が建築に貢献することは今後一生たりとも一ミリもない」と いきなりXで言われた。24、25歳のとき。「これ何なの、こんな感じなんだ」。 ところがその1年後に『眼がスクリーンになるとき』が出ると、 同じ東京藝大の別の建築の教授が、自分の個展でその本を資料として展示していた。 「1ミリぐらいは貢献した」。 『眼がスクリーンになるとき』の書評でも、映画批評をやっている廣瀬純に 学会誌で「ファシスト的な内容だった」と何の論証もなく書かれた。 「反論しても何の甲斐もない、終わってんなと思うことの連続」。

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