本好きの壁
ほんずきのかべ
福尾が勝手にそう呼んでいる現象。
番組より
プロフィールに読書好きって書くような人たちは、批評とか学問的なものに対してちょっと敬遠してる感じもあるし、こっちはこっちで本屋大賞的なものに対してちょっとメタな見方をしちゃうっていうか。
この項目について
本屋大賞のような、プロフィールに「読書好き」と書くような人たちに受けるものと、人文批評的なところで受けるものは性質が違い、微妙な棲み分けがずっと存在する。読書好きの側は批評や学問を敬遠しているし、批評の側は本屋大賞的なものにメタな見方をしてしまう。人文や批評から出てきた人が文学賞を取りづらいことにも現れている。三宅香帆はその壁を越えて、本好きが楽しんで読める批評を書いた。それは「みんなやりたかったができなかったこと」であり、そちらに行くことへの気恥ずかしさを軽々と越えた、と福尾は言う。
この項目が出てくる回
関連項目
- 立ち上げ恐怖症福尾が自分の症状として言い出す。
- 発見であって作為ではない『8番出口』が面白いのは、ゲームの画面とキューブリック『シャイニング』という遠いと思われているものの相似形を「発見」して、それをそのまま愚直にやっているから。
- カードゲームみたいな批評つまらない批評は「ここでこの名前を出す」というカードゲームになってしまう。
- 強い解釈を持っている人の話が面白い批評好きのあいだには「テクストをちゃんと読もう」「解釈や一般的なイメージに逃げず、細部を見れば解釈を超えるものが出てくる」というセオリーがある。
- 三宅香帆「本好きの壁」を越えた人。
- 川村元気『8番出口』の監督。
- 藤本タツキ米津玄師との対談動画で、レゼは「女の子の好きな要素だけを詰め込んだ」と本人が言っていた。
- 8番出口ゲーム原作。