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建てることからの撤退

たてることからのてったい

福尾が8年前(25歳頃)に書いた建築批評のタイトル。

初出
「ビジネスパーソン」って誰のこと?(2026年9月28日)

番組より

建てることからの撤退っていうタイトルで、もう建築家、建てるってことを肯定できなくなっちゃってるよねって話をしたんだよね。

建てねえ奴が建てることからの撤退とか言ってんじゃねえよみたいな。俺ら建てんだよみたいな。

建てるってことに対してポジティブな希望を持ててる人って、今の若い人たちにもあんまりいないんだなってことが分かった。

この項目について

貝島桃代の『メイド・イン・トーキョー』やヴェネチア・ビエンナーレの「建築の民族誌」——建てるのではなく、現存する建築をリサーチして図面に起こし直す実践がもてはやされるのを見て、建築家が「建てる」ことを肯定できなくなっているよねと書いたら、建築専門でもない若造が、とめちゃめちゃ怒られた。8年後、明治大学の院生たちの『置き配的』読書会に呼ばれて発表を聞いたら、状況は変わっていなかった——リサーチとリノベーションとコミュニティデザイン(現地のニーズを掬い出すファシリテーター的な構え)しかなく、建てることにポジティブな希望を持てている若い人がいない。ただ建てたいなら大手の設計士になれば建つが、作家性を持ちたいと思ったら建てられない——建てるという職能と作家性の結びつきが失われている。

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関連項目

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