シットシッポ Wiki

挑発的な定義と最大公約数的な定義

ちょうはつてきなていぎとさいだいこうやくすうてきなていぎ

福尾の『非美学』は「批評とは最も自由な散文である」という、 誰も一発では納得しない定義から始まる。

初出
批評最高会議【ゲスト:三宅香帆】(2026年1月19日)

番組より

最大公約数的な、みんなここから始めましょうっていう合意を取って始めるってことと、でもそれでいろんなものを挑発していくってことが同時になされてるのがすごいなと思って。

この項目について

びっくりさせて、それでも読んでもらって なんとか納得してもらうというやり方。 対して三宅の『考察したがる若者たち』は「考察には正解があり、批評には正解がない」 という、みんながある程度「確かに」と思えるところから始めて、 その大枠の中にいろんなものを詰め込んでいく。 本来この二つは対立するはずで、最大公約数的な定義は 「みんな納得できるけど60点」に終わってしまうはずだ。 だが三宅の本は、合意を取って始めることといろんなものを挑発することが 同時になされている——それはやっぱり強い、と福尾は言う。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

韻を踏んでいること

この項目に言及している項目