記号が現象に還元され直す
きごうがげんしょうにかんげんされなおす
アルフレド・ジャー『広島広島』の終わりについて。
番組より
記号が現象に還元され直すっていうかさ。一回記号として捉えられたものが、記号の言葉遊び、楕円が真円になり扇風機になりっていうとこまでは遊びなんだけど、その先の扇風機で出力されるもので。
記号化すること、抽象化するって頭いいことっぽいけど、その抽象化する時点では結構頭いいことなんだけど、それをもてあそび始めるとそれ自体が結構頭空っぽ性を持ってる。
この項目について
上から見た原爆ドームの楕円が、あるフレームで真円にデフォルメされ、 それが車輪のように回り出し、扇風機のイメージに重ねられる—— そこまでは記号の言葉遊び。 だが最後に扇風機が実際に回って、鑑賞者に風が吹きつけられる。 荘子itはそこを肯定する—— 一回記号化されてしまうのはこの世のどんなものもそうだが、 その記号がどこかのタイミングでパッと実を結んで、 何か現象として感じられることになる。 そして記号化・抽象化する時点は結構頭のいいことなのに、 それをもてあそび始めると、それ自体が頭空っぽ性を持つとも言う。
この項目が出てくる回
関連項目
- 密な人だと思い込んでいた頭空っぽ性は疎密にもかなり近い対立だが、別の言い方をすると違う話になるかもしれない、という意図も込めている。
- 密な人が話しかけてきたら怖い密なやつがやってくる、という怖さ。
- ゴテゴテしているが馴染んでいる家具の音楽と言っても、全てがIKEAのように馴染んでいるという話ではない。
- レディオヘッドとエアヘッドエアヘッデッドネスとレディオヘッドの続きとして、 荘子itが二週間かけて考えてきたこと。
- 記号の波が通り過ぎただけゲスト回で、荘子itが一瞬だけわけの分からない記号の羅列を早口で言った。
- 密なのは被害者の側記号の波が通り過ぎただけから、荘子itが対を裏返す。
- エアリプは受信した側が成立させる本人にエアリプをしようというつもりが全くなくても、 エアを察知する人間が一人でもいれば、もうそれはエアリプなんだ—— 福尾がそう言い、荘子itが乗る。
- そこになかったらないですねEverything In Its Right Place の反対語は 「そこになかったらないですね」—— 誰かがXで言っていたのが面白かった、と荘子itが紹介する。