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CHILLED映画

ちるど

岩崎の長編一作目。

初出
一緒に上がってこう(2026年7月6日)

番組より

画竜点睛の最後の一箇所ね、ここだけはみたいな、目に魂が宿るってことだけはもう説明不可能なんだみたいな。

この項目について

試写に行くのを一度忘れて、染谷将太が待っていた。実家のコンビニの話でもあって、北野武の『TAKESHIS’』のように、ビートたけしとして売れた自分と永遠にくすぶっていた自分がパラレルにありえたことを描いているようにも見える、と荘子it。短編の『VOID』も含めて、コンビニ人間的な系譜——人間性が剥奪されるということをテーマにしている。普段はめちゃくちゃ陽気で面白い岩崎が、道化としてのコメディと映画で描くホラーの両方をやっている。画面内で起きていることとメタ視点が分離していると面白くない——象徴として見えてしまうのではなく、ありえないことなのに本当に画面の中で起きているんだと信じられることが映画の緊張感だ、というのが友人としての荘子itの注文だった。

2026年7月27日の回

監督の岩崎の映画。荘子itが繰り返し話題にする。根底にあるのはコンビニ性だという——みんな仮性から逃れられないのに、なかったことにしている。でも岩崎はコンビニ生まれコンビニ育ちで、地元育ちが無限のエンドレスエイト状態、CHILLED状態で生かされ続ける。そこにまんてんというカレー屋だけが星空として見えている。見どころはファミレスのシーンで、画面の中のリアリティレベルがどこまでメタでどこまでベタなのかが激しく揺らぐ。荘子itは当初、メタとベタが分離して象徴=記号的なカットになっているのではないかと本人に指摘したが、インタビューを読むとスタッフにも反対されながら周到に押し通したと分かって、絶対に貫き通すべきものだったと思い直したという。黒沢清『CURE』のラストの続きを見るようなシーンでもある。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

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