読まない理由に乗っかってしまう
よまないりゆうにのっかってしまう
江藤淳『成熟と喪失』を荘子itは大学時代に読んだが、師の系譜には「良くないんだけど一応押さえておきましょう」という前提があり、SNSでもそう言われているので、ベタに読み込む気が起きなかった。
福尾も「読まない理由みたいなものが普通にあるんだよね、それにやっぱ乗っかっちゃうからさ、特に若いと」と応じる。自分より下の世代からすれば「デフォルトでキャンセルされたやつでしょ」という空気になっていて、触れる動機がなく、触れても「かつてあった何か」という博物館レベルでしか見られない。自分のリアリティに接続して読むには人生のタイミングが要る。いま読むと、結婚して子供がいる自分にとって他人事ではなく、「これ自体が文学じゃん」となった。
この項目が出てくる回
関連項目
- いつもここから性人間には「いつもここから」と戻ってこられる場所が必要だ、という話。
- 一緒に面白くなっていこう岩崎の周りには「同世代みんなで上がっていこう」「一緒に面白くなっていこう」という感じがある、と荘子itは言う。
- 画面の中で本当に起きていると信じられるか映画になったとき、画面内で起きていることとメタ視点が分離している状態だと面白くない、と荘子itは言う。
- 目クリクリのZ世代北海道ツアーで対バンしたギザドド/ドゴ。
- ゲームのレイヤーを変えられるワールドカップの日本対ブラジル。
- 物知りを小バカにしてきた2、30年国学や古事記の話をするYouTuberが80万登録を集め、岡田斗司夫が謎の復権を果たしている。
- 猥雑さへのダイブを経てから型を見つけるみんな猥雑さが好きだから身につけていて、その猥雑さの中からちょっと本当のものを見出している、と荘子it。
- やっぱり面白いぜが現れない『シグルイ』が全巻無料公開されたときも、『ハンター×ハンター』が無料公開されたときも、流れてくるのは「来た、シグルイが読めるようになりました」というすでに知っている人のツイートばかりで、それをきっかけに初めて読んで「こんな面白い漫画があると
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
- 虚弱エッセイと体力お化け自己啓発eiau・「体力お化け」という言葉がよく使われ、ビジネスの文脈では「体力があるやつが最後に勝つ」と言われる。
- 人間の話と社会の話ばかりしていると社会がダメになるeiau・出口のない話が続いたところで福尾が言う——今はみんな人間の話と社会の話しかしていないから、煮詰まるに決まっているし出口がなくなるに決まっている。
- 非社会的なものがないと社会はダメになるeiau・いま誰もが人間の話と社会の話しかしていないから、煮詰まって出口がなくなるに決まっている。
- 平行処理に対応するガジェットが目の前にあるeiau・ADHDが一つの時代を象徴する病になっていることについて福尾が言うこと。
この項目に言及している項目
- 岩崎TaiTanの大学の同級生で、荘子itとも中1から(=タイタンの大学同級生かつ荘子itの旧知)の付き合い。
- 江藤淳『成熟と喪失』。
- 試写に呼ばれる、呼ばれない「この試写には呼ばれてこの試写には呼ばれない、ということは今こう思われているのか」——解釈し出すと止まらない。
- 成熟と喪失戦後民主主義の中で生きる男が、近代化によって前近代的な肉感的な母子関係を失い、さてどうするのか——を論じた文芸評論。
- 体力ゲージとしての食事Dos Monosのドラマーのカズが言っていたこととして。
- CHILLED岩崎の長編一作目。
- 保育園で映画を勧められる子供を保育園に送ったら、保育士さんと調理師さんに濱口竜介の新作を勧められた。