ネガティブ・ケイパビリティが嫌い
ねがてぃぶけいぱびりてぃがきらい
ネガティブ・ケイパビリティとは、決断や判断をして何かをやるポジティブな能力に対して、ままならなさやどっちつかずの状態、矛盾を抱えたまま生きられることも一つの能力だ、という考え方。
番組より
傍から見たら決断らしい決断をしてなかったり、行動らしい行動してないからネガティブって言われるんだけど、でも当人にとってはめっちゃいろいろやってるんだよね。頭の中でずっとぐるぐるやってて、ちっちゃい決断を無数にずっとやってる状態を過ごしてるっていう感覚があるから。
この項目について
福尾はこれを「大事だよね、いいよね」と言う論調がすごく嫌いだと言う。なぜかというと、傍から見れば決断らしい決断も行動らしい行動もしていないからネガティブと呼ばれるが、当人にとってはめちゃくちゃいろいろやっている——体は動いていなくても、頭の中でずっとぐるぐるやって、小さい決断を無数にやり続けている。それを「何も決断を下さないでいられるのも大事なんですよね」とパッケージングされると腹が立つ。「やってるんだけど」。そもそもネガティブ/ポジティブという裏表の関係自体がすごく定型発達的なロジックに見えてしまう、と福尾は言う。荘子itは「障害者は障害者らしくしろ、ケアされる側だろ、何もできていないことを許されているんだからそれで満足しろ」と言われそうなのを先回りして考えてしまうが、気持ちはよく分かると応じる。
この項目が出てくる回
関連項目
- 今か今じゃないか『ADHD2.0』にある時間意識の説明。
- わざと空気を読まない福尾が半分意識的にやっていること。
- 夜だけ家にいない荘子itが2026年から始めた生活。
- ADHD的な展開荘子itはプログレッシブ・ロックが好きだから「ヒップホップのくせに展開がコロコロする」つもりでやっていたのに、海外のレビューで「ADHDっぽい展開」と書かれた。
- 発酵というメタファーが嫌い自分の考えが育っていくことを「発酵」で語る言い方——頭のなかに放り込んでおけば2、3年経って勝手にいいアイデアになる——が少し前に流行った。
- デフォルトモードネットワークで仕事している『ADHD 2.0』によれば、脳には「デフォルトモードネットワーク」(ぼーっとしている、特に何をしているわけでもない状態)と「タスクポジティブネットワーク」(いまこれをしているとはっきりしている状態)があり、普通はそれを切り替えながら生活し
- 見晴らしのいい島宇宙町山智浩が東浩紀のスクリーンショットを延々と投稿し続けている、という話から。
- バックヤードを裏庭と訳すベネズエラ関連の報道で、トランプの「中南米はアメリカのバックヤードだ」がどこでも「裏庭」と訳されている。
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
この項目に言及している項目
- 異国日記共同生活が無理で一人暮らしをしていた小説家・槇生が、姉の死で天涯孤独になった姪を引き取って暮らし始める話。
- ADHD 2.0アメリカの専門家によるADHDの解説書。
- 紅白のあいだ一人だけ2階でRIZINマスオさん状態の年末年始。
- 子供に未来を託すエンド自分に子供ができてから、子供に未来を託す系の終わり方に爽快感を覚えづらくなった、と荘子itは言う。
- 治りはしないが、マシになるADHDの診断を受けるところから始まるエッセイ漫画。
- 一人の外食は絶対に麻婆豆腐荘子itが自分に出した提案。
- 二人の「今」のランプが同時に点くこの日の収録も、朝になって日程が決まり、時間も二転三転した。
- マスオさん状態福尾が妻の実家で過ごす年末年始。
- ヤマシタトモコ『異国日記』の作者。