シットシッポ Wiki

音楽批評には敵がいない

おんがくひひょうにはてきがいない

今は肯定性の文化だから、敵を作るのは結構大事だ、と福尾。

初出
否定される力(2026年6月29日)

番組より

でもなんか敵つけるのはやっぱ結構大事だと思うよ。今やっぱ肯定性の文化だからさ。

音楽批評ってさずっと同じことで喧嘩してない? みんなずっとはっぴいえんど論争で。

まあでも怖がりもしないし、仮想敵にもしてもらえてないわけじゃん。

この項目について

荘子itは中村とうようを挙げる——マイケル・ジャクソンの『スリラー』評を0点にし、ヒップホップを全く評価しなかった評論家。世界中の音楽を聴き倒した果てに「ヒップホップなんかクソだ」と言っている先人がいるとき、じゃあヒップホップは本物じゃないのか、ではなく、そんなやつにすら認めさせるものにしていこう、と仮想敵として思い描けばいい。否定性を媒介にして高次に登っていく、アウフヘーベンのパロディのように。福尾はしかし、音楽批評はずっと同じところで喧嘩している、と返す——みんなずっとはっぴいえんど論争で、同じ二項対立の揺り戻しを何十年もやっている。いま批評家を怖がっている音楽家はいなさそうで、怖がられもしないが、仮想敵にもしてもらえていない。中村とうようが今も引っ張り出されること自体の貧しさ、とも。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

韻を踏んでいること

この項目に言及している項目