暴力性の裏で緻密なコントロール
ぼうりょくせいのうらでちみつなこんとろーる
ライブの途中、会場の2階の両脇から爆音が聞こえて見上げると、 両端で誰かがドラム缶を金属バットでぶっ叩いていた。
番組より
そこのなんかドラム缶ぶったたくっていうことの暴力性と、でもちゃんと音楽的になんとか成立させるっていうかさ。単なるお遊びっていうか、ただ大暴れしてるだけじゃないっていう。
めっちゃその暴力的ななんかインパクト与えるんだけど、実はその裏で超緻密なコントロールがされてるみたいなのは。
この項目について
叩き手はイヤモニで同期を取りながらやっている—— ドラム缶を叩くことの暴力性を、それでもちゃんと音楽的に成立させる。 単なるお遊びではないし、ただ大暴れしているだけでもない。 その組み立てはドラムのカズがメインで担い、 荘子itは元曲のパラデータを渡して「これで自由にイントロを作って」と言うだけ。 めちゃくちゃなインパクトを与えるのに、実はその裏で超緻密なコントロールがされている。 一方で没が主導するパートは、 チャンスオペレーションというほど理屈っぽくもない仕方で アンコントローラブルな感じをあえて取り込む。 株式会社16小節——他の二人にバースの16小節を任せる——と同じことが、 曲の外の演出にも及んでいる。
この項目が出てくる回
関連項目
- 自律神経という救い呪いを解くのはめちゃくちゃ難しい、という話から福尾が出す例。
- どうやって人は呪いを解くのか過去に人に言ったことが継承されて、呪いを背負ってしまう。
- 別の形で与えるんだ自分が BUMP OF CHICKEN から受けたような感動を、 別の形で誰かに与えるんだ—— ライブが始まる前に、勝手にそうなっていくのだという感覚があった。
- 哲学で全部に触るドゥルーズ=ガタリ『千のプラトー』について福尾が言うこと。
- 全パネルの色が違うルービックキューブ『千のプラトー』の読み方について、福尾が講座の概要文で使った喩え。
- どのレイヤーにも本当の話はない誕生日にミルクレープを食べているだけなのに、 なぜこんなにエクスキューズをしなければいけないのか—— という流れで荘子itが自分について言うこと。
- 天空と空中と地上荘子itによる音楽の三分法。
- 中心にある音楽がかっこいいDos Monos はこの番組も含めて周辺のいろんなことが盛り上がっている—— ジェロニモや岩崎のような文化圏がすでに出来上がっている。