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真逆の方向から作者を殺す

まぎゃくのほうこうからさくしゃをころす

考察は「著者の意図」というフィクションにすがりつくことによって、かえって著者の意図を裏切っている——そこが面白い、と福尾は言う。

初出
『置き配的』宣伝会議(2025年12月1日)

番組より

いわゆる作者の死とかロラン・バルトは言ったわけだけど、それとは真逆の方向性から作者を殺してるっていう。持ち上げてるようでいて、本当に人間として見てないっていう。

この項目について

「そんなところまで考えてないよ」という著者本人の意見とは全く無関係に、ここがつながっている、伏線だ、とひたすら言い立てる。その置いてけぼり感。ロラン・バルトは「作者の死」と言ったが、これはそれとは真逆の方向から作者を殺している。持ち上げているようでいて、人間として見ていない——全知のものになっていくのだから。「褒め殺し的な痛快さがある」。きっかけは、小川哲が考察ブームについて「考察をめちゃくちゃするというのは、あんまり物を作っていないんじゃないか。物を作ったことがあると、そんなに隅々まで考えてないよという気持ちになる」と言っていたこと。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

韻を踏んでいること

この項目に言及している項目