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入門書のジレンマ

にゅうもんしょのじれんま

福尾が書き始める初の新書のモチベーション。

初出
失われたキモさを求めて(2026年2月2日)

分かりやすくしてもらえばもらうほど、原典が「私には近づけないもの」としてどんどん遠ざかっていき、読者は卑屈になっていく。分かりやすい解説書が話題になるほど「本物の本を読めるのは大学の中の人」という構図が強固になる。だから「ドゥルーズもフーコーも別に読めますよ」というところまでどうやって持っていくか——ドゥルーズのテクストを読めるのは偉い人、ということになってしまうが、本当にみんな読めるのだとしたら別に偉くもない。そこまで行きたい、と福尾は言う。荘子itはこれを「権威主義を本当の意味で終わらせにいく」ラディカルな試みだと受け取る。

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関連項目

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