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動物という通路

どうぶつというつうろ

黒沢清の映画では、人間の世界と「やばいもの」の世界のあいだの通路として 動物が機能する。

初出
PTAからの卒業(2025年10月27日)

『クリーピー』の犬(ラストは犬と香川照之だけのショットで、 ただ座っているだけの犬がめちゃめちゃ怖く見える)、『CURE』の猿。 呪術的なものとしての動物という、分かりやすい物語構造。 『ミゼリコルディア』にはそれがない。森が重要なロケーションなのに、 鳥の声は聞こえても動物は一度も映らない。人間と森しかない自然主義の中で、 通路なしに別の現実がいつのまにか染み込んでくる恐ろしさがある、と福尾は言う。

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