後藤護批評家
ごとうまもる
『黒人音楽史』『博覧狂気の怪物誌』の批評家。
番組より
その政治に興味がないリアルな人生を生きた人たちの500年史を一応出したんで、まずそこから一緒に議論できますかっていうつもりで書きましたみたいな。
この項目について
荘子itいわく、福尾匠と並ぶ——というより両極の、別の極としての同世代の批評家で、本当の仕事をしている人。大学時代に「イメージの人」として持っていた世界観を本当に活字に起こしてくれた。菊地成孔は後藤を「博士」、福尾を「先生」と呼ぶ——博士は博物学的な世界、先生は教える学ぶ関係。黒人音楽を書いても政治性をほぼ書かない——政治に興味がないリアルな人生を生きた人たちの500年史を出したので、まずそこから一緒に議論できますか、というつもりの仕事。戦略はバロックの見せ方で呼び込んでマニエリスムの毒で刺す。柄谷行人や浅田彰が好きな人を全員陰謀論者と思っている——「物を知って嬉しい、知識が楽しいってこっちでしょ」。
この項目が出てくる回
関連項目
- 思い出のすれ違いの積み重ね『置き配的』の最後のほうにも書いた、と福尾が言う。
- 暫定的道徳デカルトが『方法序説』で、本当の真理の探求のために引きこもるにあたって必要だと言ったもの。
- 人生劇場の裏に暫定的道徳ありアルバム人生劇場と暫定的道徳の関係について荘子itが言うこと。
- プロビゾワールは即興ではない暫定的道徳の「暫定的」はフランス語でプロビゾワール(provisoire)。
- 理論と実生活を分けないと哲学はできない大学で月給をもらい、結婚して子供もいるのに「n個の性」や「器官なき身体」と言っている哲学者の矛盾について。
- バロックの見せ方で呼び込んでマニエリスムの毒で刺す「実際どう戦っていくのか」に対して後藤護が提案する最良の選択。
- ずっと歪んだ真珠でいるバロックの語源は「歪んだ真珠」。
- クソを愛で続ける人たちの系譜『博覧狂気の怪物誌』刊行イベントのテーマだった肛門期固着について。