プロビゾワールは即興ではない
ぷろびぞわーるはそっきょうではない
暫定的道徳の「暫定的」はフランス語でプロビゾワール(provisoire)。
番組より
インプロビゼーションは、先が、プロっていうのが前で、ビーズっていうのが見るで、前を見れなくするのがインプロビゼーションだから、先が見えない状態で演奏するのが即興。それに対してプロビゾワール、プロビジョンっていうのが前を見越してるわけだけど。
何小節か先は見えてるみたいな感じ。でもそれより先は分かんないみたいなものが多分プロビゾワールなもので。
この項目について
インプロビゼーション(即興)は、プロが「前」でヴィズが「見る」——前を見れなくするのが即興。それに対してプロビジョンは前を見越すことだが、その見越し方は「差し当たり、当面のものとして」見通すこと。つまり即興と構築的な作曲の対立ではなく、何小節か先は見えているが、その先は分からない——最後まで決まっているわけではないけれど、差し当たりこういう感じでいこうというのが決まっている状態。荘子itは「作曲自体の中にもミクロにそういうものがある」と受け、人生劇場と暫定道徳は対極の概念ではなく四象限の真ん中の二つみたいな感じがいい、と締めた。
この項目が出てくる回
関連項目
- 思い出のすれ違いの積み重ね『置き配的』の最後のほうにも書いた、と福尾が言う。
- 暫定的道徳デカルトが『方法序説』で、本当の真理の探求のために引きこもるにあたって必要だと言ったもの。
- 人生劇場の裏に暫定的道徳ありアルバム人生劇場と暫定的道徳の関係について荘子itが言うこと。
- 理論と実生活を分けないと哲学はできない大学で月給をもらい、結婚して子供もいるのに「n個の性」や「器官なき身体」と言っている哲学者の矛盾について。
- バロックの見せ方で呼び込んでマニエリスムの毒で刺す「実際どう戦っていくのか」に対して後藤護が提案する最良の選択。
- ずっと歪んだ真珠でいるバロックの語源は「歪んだ真珠」。
- クソを愛で続ける人たちの系譜『博覧狂気の怪物誌』刊行イベントのテーマだった肛門期固着について。
- 互いに相手のものだと思っている空間『都市と都市』の途中で出てくる、二つの都市の間に何があるのかの仮説。
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
この項目に言及している項目
- 浅田の残りがまだ暖かい麻布台ヒルズでやっている坂本龍一のアンビエント展の内覧会に誘われて行ったら、「さっきまで浅田さんもいましたよ」と言われた。
- 宇川直宏DOMMUNEを15年やってきた人。
- カモノハシ的な存在『博覧狂気の怪物誌』で重要なモチーフになっている、分類不可能な全てを兼ね備えた存在の象徴。
- 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉荘子itが公開初日に見て、文句を言いながら2回見た新作。
- 後藤護『黒人音楽史』『博覧狂気の怪物誌』の批評家。
- 全部自分で書いた唯一の曲冒頭、口ならしのつもりで、Dos Monosで唯一荘子itが他の二人のバースまで全部書いた曲の歌詞を暗唱した。
- その時の自分を迎えに行く絶対に知っている名前(マルコ・ベロッキオ)が出てこないとき、どうやって思い出すかについて。
- 天幕のジャードゥーガル荘子itが「10話まで見た」とすすめるアニメの原作漫画。
- 都市と都市福尾が10年積んでいてWoven βooksを機に読んだSF小説。
- バカデカい色紙まどマギ新作の来場特典。
- 博覧狂気の怪物誌後藤護の新刊。
- 迷子になれる街福尾がブッククラブ「Woven βooks」のテーマにした言葉。
- 私の血に流れる血いまイメージフォーラムでやっている、荘子itが大学生の時に東京国際映画祭で見て超くらった映画。