キモさを通過していないやつが面白くなれるのか
きもさをつうかしていないやつがおもしろくなれるのか
リチャード・リンクレイターがゴダールの若き日を描いた『ヌーヴェルヴァーグ』の話から。
番組より
勉強するとキモくなるじゃないけどさ、みんなキモかったはずなんだよね。むしろキモさを通過してないやつが面白くなることなんて可能なのかと思う。
この項目について
ゴダールも最初はめっちゃ紛い物で、20代の限界オタクが引用だけで喋っているみたいな状態だった。それが20世紀最大の天才の一人とされているのだから、そんなもんだ、と。福尾は「勉強するとキモくなる」と言い直す——みんなキモかったはずで、むしろキモさを通過していないやつが面白くなることなんて可能なのか。荘子itは、ストリート上がりのハードコアなラッパーには人生前借りのような、キモさという雑用の時間すらない感じがある、と足す。そこから隔絶された小綺麗な社会で文化を断片的に摂取してきた人間は、勉強や作品との出会いでやっとそうなる。
この項目が出てくる回
関連項目
- サンプリングでジャケを作るジャケットの猿が着ている黒いパーカーは、もともと存在しないものだった。
- 自分で提案するベーシックインカム離婚して逆に生活が整っている、という話から。
- 存在からたまに通知が来る支払いの催促の話から。
- メタのメタなのに着地はベタロジックを辿っていくとメタのメタなのだが、着地しているところは完全にベタ側。
- 35度超えの正解はまだ提案されていない半袖Tシャツと半ズボンをちゃんとおしゃれに着るのはめっちゃ難しい。
- コカ性伊良コーラを飲む荘子itと、コカ・コーラを飲む福尾。
- 二次的ではあるけどメタではない福尾には「メタ」という意識があまりない。
- 人工的なリアルとリアルな人工性映画は自然主義的なものがかっこいいとされがちで、古くはアンドレ・バザンのモンタージュ批判から、今ならホン・サンスまで。