できるようになることを教えるつもりはない
できるようになることをおしえるつもりはない
福尾は面談をやってみて「文章を書くのを教えるのがめっちゃうまいかもしれない」 と思った。
何がどこで引っかかっているか、どこを突けばそれが崩れるかが 一瞬で分かる——「鍼灸師みたいな」。 坂口恭平が「いのっちの電話」でやっていることと近い感覚だ、とも言う。 荘子itも、トラックメイク講座をやるとしても 「トラック作りが上手くなることを教えるつもりはない」と応じる。 模倣や組み合わせから始まるのは手法としてもちろん大事だが、 それをやる本人の動機と結びつけること、 それぞれの自分ごとに接続することのほうがずっと難しい。 別の回の人間の本当の仕事は感動することと同じ話。
この項目が出てくる回
関連項目
- 言語化と対比すべきはお気持ち「言語化」という言葉は、人を褒めるか自分をけなすかのどちらかでしか使われない (「言語化能力は私にはあります」と言う人はいない)。
- 言葉にすることが考えることだ「言語化」という枠組みでは、まず内面に気持ちがあって、それを言葉に変換する、 という順序が前提になる。
- 聖なる価値柳澤田実の連載「ポップカルチャーと聖なる価値」のキーワード。
- 私たち性の不在柳澤田実が「デサイロ」で荘子itと組んだときのテーマ。
- 考察と批評三宅香帆『考察したがる若者たち』を受けて。
- 出口ではなく糸口「この状況は閉じている」と言った直後に「でも私はそこから出ています」と 続けてしまう身振り——哲学がやりがちなこと。
- もっと手前にある何か福尾のエッセイ講座のグループ面談で起きたこと。
- Kanye West韓国で荘子itが初めてライブを観た。