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現在は多層的な時間

げんざいはたそうてきなじかん

『平和と愚かさ』の書評に福尾が書いたこと。

初出
声をかける/声を当てる(2026年2月16日)

番組より

現在の中にいろんな時間のものがあるっていうか、古い建物も新しい建物も共存してるし、それこそ本屋さんに行ったら夏目漱石とチェンソーマンが同じ本屋さんの中にあるわけで。

最新とか今っていうことと現在っていうのは全然違う話なんだみたいなことを最後にちらっと書いてる。

この項目について

「最新」や「今」ということと、「現在」ということは全然違う。 現在の中には、いろんな時間のものがある—— 古い建物も新しい建物も共存しているし、 本屋に行けば夏目漱石とチェンソーマンが同じ店の中にある。 現在とは、そういう多元的な時間の中にあるもの。 福尾は、東浩紀の議論はずっと時点の話をしていると読む—— この時点ではこちらが被害者でこちらが加害者、 もう少し遡ると反転しうる、 互いが互いを歴史修正主義者だと言い合っている状態。 その対極に置かれるテーマパーク的な幻想も、 遠い過去や遠い未来という時点の中で生きているということでしかない。 人間はベルクソン的に言えば持続の中で生きているはずで、 多層的な時間がそこであまり考えられていない気がする、と。 初等教育的な世界観と同じことを、歴史の側で言っている。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

韻を踏んでいること

この項目に言及している項目