家具の音楽
かぐのおんがく
フランス語で家具は meuble、英語の mobile に対応する「動かせるもの」である。
番組より
フランス語の家具って meuble って言うんだけど、英語で言うとモバイルに対応する、動かせるものって意味なんだよね。それに対して不動産が immeuble で immobile だから、動かせないもの。
どっちかって言うとこじんまりとした、家具をちょこちょこちょこちょこ動かしながらものを考えてるみたいな側面もあって、どっちかって言うと僕はそっちの方のポテンシャルを引き出したいみたいなサイドで書いてるね。
この項目について
対して不動産は immeuble、immobile で「動かせないもの」。日本語だと不動産と家具に対応関係は見えないが、語をたどれば文字面からして対になっている。ドゥルーズというと外部への開かれ、大自然のようなものを良しとする人だと思われがちで、実際そういうところもあるが、こじんまりと家具をちょこちょこ動かしながらものを考えている側面もある。福尾はそちらのポテンシャルを引き出したい側で書いている、と言う。荘子itにとってヒップホップは家具の音楽で、マッドリブのレコードを部屋で流すとめちゃくちゃ溶け込むが、鳴っている音は東西のいろんなものが入っている。アンビエントがエアリーなのに対して、家具の音楽はソリッドな固体である。
この項目が出てくる回
関連項目
- 自分が作ったものが自分を別のところに連れていく物を作って出したときに一番面白いのは、自分が作ったものが自分を別のところに連れていってくれるという感覚だ、と福尾は言う。
- ヒップホップは家具の音楽Madlib のレコードを部屋で流すと、めちゃくちゃ溶け込む。
- 切断性が大事負のループに入ってしまうと、その感情の動きの連鎖のなかに身を置いたまま、ずっと鬱状態から出られない。
- 家具とは動かせるものドゥルーズが二項対立を「家具みたいなもの」と喩えていることについて。
- 料理は可逆的である長谷川あかりのレシピは調理前の材料を鍋に突っ込んだだけの写真を上げて「あかり信じてるぞ」と言うミームが生まれるくらい、「これいけるの?」という手順で美味しくなる。
- ゴドーが来ると分かっている状態でゴドーを待つ深夜1時の横浜スタジアムの敷地内で、キャンプ用の椅子に座り、電子タバコを片手に、ドリンクホルダーにビールを入れてスマホを見ている朝まで何かを待つおじさんについて。
- 気分のランダムネスを手放さない料理も、ファッションも、音楽も、家具のように自分の生活の周りにあって、今日はこれを聴こう、これを作って食べよう、これを着て出かけよう、と気分に合わせて素直にできること。
- 家具の音楽フランス語で家具は meuble、英語の mobile に対応する「動かせるもの」である。