ドラムのないラップ
どらむのないらっぷ
billy woodsをはじめとする最近のアングラのラップの特徴として、ドラムのないビートがある。
番組より
ある意味一番面白いダンスミュージックと言ってもいいんじゃないかと思うんだよね。ドラムレスのラップって。
この項目について
ブーンバップのようなキックとスネアのパターンが明確に提示されず、レコードからサンプリングした上物だけが鳴っている上でひたすらラップする。すごくフワッと聞こえるのに、4小節という区切りはあるのでラップとしてはちゃんと気持ちよく乗れる。むしろドラムが鳴っていないことによって自由に踊れる。ラップの細かい微細なリズムの裏切りに反応しながら体を揺らすのが気持ちいい——ある意味一番面白いダンスミュージックと言ってもいい、と荘子it。ライブでは、その人が野晒しで半分アカペラに近い状態になり、ループの上ネタが流れていることでギリギリ成立している。
この項目が出てくる回
関連項目
- 言うべきこと製造機インターネットも、ポッドキャストも、カルチャーも、アカデミズムも、「言うべきこと」を無数に生み出し続けている。
- 沈黙が悪じゃない状態界隈なり領域なりを作った上でそこを閉じると、その中に言うべきことがぎっしり詰まっている状態になる。
- 本当に言いたいこと言いたいことの内容で勝負する局面ももちろんあるが、そんなにしょっちゅうはない。
- 疎という一文字流行語大賞の話から、「ソとミツ」が流行語だったらかっこいい国だ、という流れになる。
- 構造を追い切れないことが気持ちいいヒップホップのビートは、音楽理論で譜面に起こそうとするとかなり変なことをしている。
- 程度の差を本性の差として捉え返す言うべきことが密な空間と疎な空間を程度の差ではなく概念として分ける、という話の背景にあるもの。
- びっくりさせながら読んでもらう10万字20万字の文章を読んでもらうというのは、それだけのコストを払ってもらうことだから、何らかの報酬系が刺激されないと読んでもらえない。
- 処方箋を出さないと精神論に翻訳される三宅香帆の本が「半身で働こう」という処方箋を提示するのに対して、『置き配的』が明確な処方箋を提示しないのは、ある種の誠実さとしてやっているつもりだ、と福尾。