びっくりさせながら読んでもらう
びっくりさせながらよんでもらう
10万字20万字の文章を読んでもらうというのは、それだけのコストを払ってもらうことだから、何らかの報酬系が刺激されないと読んでもらえない。
番組より
手の内がバレてる段階で報酬は目減りしちゃうからさ、びっくりさせながらでも読んでもらうっていうラインをつけてるといいなと思うね。
この項目について
分かりやすく書く、アカデミックに系統立てて書く、予測が立つ仕方で概要しながら書く——いろいろやり方はあるけれど、それはそれで手の内がバレている段階で報酬が目減りしてしまう。だから福尾はびっくりさせながら、でも読んでもらうというラインをつけている。『置き配的』でAとBの二つの項が並行し続けたり、自分の日記を自分の批評文で引用したりするのも、形式としてはめちゃくちゃ変なことをやっているという自覚がある。「変なことやってるからいいってわけではないんだけど、案外出してみると割とナチュラルに受け取ってもらえる、そっちのことの方が不思議」。
この項目が出てくる回
関連項目
- 言うべきこと製造機インターネットも、ポッドキャストも、カルチャーも、アカデミズムも、「言うべきこと」を無数に生み出し続けている。
- 沈黙が悪じゃない状態界隈なり領域なりを作った上でそこを閉じると、その中に言うべきことがぎっしり詰まっている状態になる。
- 本当に言いたいこと言いたいことの内容で勝負する局面ももちろんあるが、そんなにしょっちゅうはない。
- 疎という一文字流行語大賞の話から、「ソとミツ」が流行語だったらかっこいい国だ、という流れになる。
- 構造を追い切れないことが気持ちいいヒップホップのビートは、音楽理論で譜面に起こそうとするとかなり変なことをしている。
- 程度の差を本性の差として捉え返す言うべきことが密な空間と疎な空間を程度の差ではなく概念として分ける、という話の背景にあるもの。
- ドラムのないラップbilly woodsをはじめとする最近のアングラのラップの特徴として、ドラムのないビートがある。
- 処方箋を出さないと精神論に翻訳される三宅香帆の本が「半身で働こう」という処方箋を提示するのに対して、『置き配的』が明確な処方箋を提示しないのは、ある種の誠実さとしてやっているつもりだ、と福尾。