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ハラスメントは引用されている

はらすめんとはいんようされている

ジュディス・バトラー『触発する言葉』を福尾が紹介する。

初出
映画と税金(2026年3月16日)

番組より

ハラスメントを引用してハラスメントしてるっていうか、そのなんかあると思うんだよな。

悪口ってだから恐ろしいのは、言ってみたくなるものだっていう構造が必ずあるんだよね。

この項目について

なぜヘイトスピーチが起こるのかというと、 本人は「誰かが言ったことを引用しているだけ」だと思っているから。 悪口の恐ろしいところは、「言ってみたくなるもの」だという構造が 必ずあること。 言っている本人にも、自分が主体的にその言葉を担っているという意識がなく、 伝言ゲーム的に言っているだけだから、罪悪感がない—— その構造が必ず埋め込まれている。 ハラスメントも同じで、 その人の内側から出てくる主体的な欲望というより、 ハラスメントを引用してハラスメントしている。 荘子itは伊藤計劃『虐殺器官』を重ねる—— 虐殺を引き起こすのは一つの文法で、 それが意識的にか無意識的にか流通することに加担すると、 いつの間にか「それがOKな空間」が出来上がっている。悪気がない。

この項目が出てくる回

関連項目

となりで喋られていたこと

韻を踏んでいること

この項目に言及している項目