5センチ浮いてしまう
ごせんちういてしまう
最初から高みにあるものを地上から仰ぎ見るのではなく、同じ目線で読み進め聴き進めていたら、いつのまにか5センチほど宙に浮いてしまっている。
番組より
盛り上がってるうちにふわふわと5センチぐらい浮いちゃったみたいな、その感覚を目指してるっていうか。
嘘の魔法にかかった時間っていうかなわけだけど。
この項目について
荘子itが自分の音楽で目指している感覚であり、『眼がスクリーンになるとき』を読んで福尾に同じものを見た点でもある。曲が終われば消えてしまう「嘘の魔法にかかった時間」。
この項目が出てくる回
関連項目
- ガチャガチャ感こそがリアルリアルなものは透明でシンプルなフォーマットに収まると思われがちだが、むしろバラバラでまとまりがないことのほうがリアルだという逆説。
- 職業としての嘘哲学者もアーティストも「ほぼ嘘つき」に近い職業である。
- 構造は後からついてくるコード理論やポリリズムの構造から曲を作るのではなく、まだ分析の言葉がついていない現象から食らった体験をそのまま作品にする。
- わけのわからなさ複雑さや高度さのことではない。
- ドブ板選挙トークイベントで数十人を相手に話し、サイン会で一人ひとりと2、3分雑談する。
- ポストポストアポカリプス番組名の候補として挙がった福尾の言葉。
- 千葉雅也『非美学』の紀伊國屋じんぶん大賞受賞記念トークイベントで福尾と対談し、その終演後に荘子itと福尾が初めて対面した。
- 東浩紀荘子itが10代で読んだ先行世代。
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
- 虚弱エッセイと体力お化け自己啓発eiau・「体力お化け」という言葉がよく使われ、ビジネスの文脈では「体力があるやつが最後に勝つ」と言われる。
- 人間の話と社会の話ばかりしていると社会がダメになるeiau・出口のない話が続いたところで福尾が言う——今はみんな人間の話と社会の話しかしていないから、煮詰まるに決まっているし出口がなくなるに決まっている。
- 非社会的なものがないと社会はダメになるeiau・いま誰もが人間の話と社会の話しかしていないから、煮詰まって出口がなくなるに決まっている。
- 平行処理に対応するガジェットが目の前にあるeiau・ADHDが一つの時代を象徴する病になっていることについて福尾が言うこと。
この項目に言及している項目
- アンチ・オイディプス荘子itの読み方は「フロイトやラカンはもちろんすげえ、あれは一つの理論体系だ、でもそれだけじゃねえだろ、それで満足すんなよお前ら、もっと熱くなれよ」。
- 魚豊荘子itが子育てと制作の合間を縫って「二人だけで会って話した」数少ない相手として、福尾と並んで名前が挙がる。
- エンストした車のなかこの番組の実質的な前身。
- Gabriel García Márquez福尾がドゥルーズと同時期に読んでいた作家。
- 菊地成孔Dos Monosの1stアルバムの際に、荘子itの名前にひもづけて「コーシット」と逆襲名した。
- 構造と力菊地成孔のバンドDCPRGのアルバム。
- Gilles Deleuze福尾の研究対象であり、番組全体の底流。
- 存在論的、郵便的福尾が「墓掘り人」のように引っ張り出してきて、マジックリアリズムに接続する方向へ進めようとした本。
- TaiTanDos Monosのメンバー。
- 蓮實重彦福尾が怒られている相手として登場する。
- ひとごと非美学と同じデザイナーに依頼し、姉妹編としてデザインされたエッセイ集。
- 非美学紀伊國屋じんぶん大賞受賞。
- フィロシャピー福尾が運営する哲学のお店。
- Planet Rockヒップホップ黎明期なのにタイトルに「ロック」が入り、サンプリング元はクラフトワークのテクノ。
- ペンペン草「俺らはアスファルトに咲くペンペン草なんだ」。
- 没Dos Monosのメンバー。
- 町山智浩菊地成孔と喧嘩してもその後も同じ場に出ている例として挙げられる。
- 眼がスクリーンになるときドゥルーズ『シネマ』論。
- 山塚アイ前年のリキッドルーム公演でDJを務めた。
- 呼び方問題「ソーシット」は英語のshitが入っていて「はしたない名前」なので、そこを落として荘子くん・荘子と呼ばれることが多く、逆にはしたなさだけを取り出して「シット君」と呼ぶ人もたまにいる。
- Robert Glasperヒップホップのビートで生まれたコードの平行移動の感覚を、生演奏でわざとやった人。