カモノハシ的な存在
かものはしてきなそんざい
『博覧狂気の怪物誌』で重要なモチーフになっている、分類不可能な全てを兼ね備えた存在の象徴。
番組より
なんかの哺乳類の小動物に外からくちばしとかつけたんじゃないみたいな、疑われるぐらいのものが現実世界にいるみたいな、分類不可能な全てを兼ね備えた存在と象徴として。
菊地さんがさ、昔それこそその、人間じゃないものに似てる人は強いって言ってたよね。
この項目について
カモノハシは哺乳類なのに水かきとくちばしがあり、ほぼ水中で暮らし、肺呼吸をし、卵を産み、しかも毒まである——ありえない嘘みたいなパラメーターの動物で、発見当初は剥製に外からくちばしを付けた偽物だと疑われた。コロナ禍以降マスクキャラになった宇川直宏の顔がカモノハシになっている、という話から、菊地成孔の「人間じゃないものに似てる人は強い」へ——人外のエネルギーをどこか兼ね備えている人は強く、「人間だな」という顔の人はやっぱり弱い。荘子itは菊地成孔に爬虫類顔だと言われたことがあり、虎に憧れるトカゲ——むしろトカゲの尻尾的なタフネスを再評価する流れが来ている。
この項目が出てくる回
関連項目
- 思い出のすれ違いの積み重ね『置き配的』の最後のほうにも書いた、と福尾が言う。
- 暫定的道徳デカルトが『方法序説』で、本当の真理の探求のために引きこもるにあたって必要だと言ったもの。
- 人生劇場の裏に暫定的道徳ありアルバム人生劇場と暫定的道徳の関係について荘子itが言うこと。
- プロビゾワールは即興ではない暫定的道徳の「暫定的」はフランス語でプロビゾワール(provisoire)。
- 理論と実生活を分けないと哲学はできない大学で月給をもらい、結婚して子供もいるのに「n個の性」や「器官なき身体」と言っている哲学者の矛盾について。
- バロックの見せ方で呼び込んでマニエリスムの毒で刺す「実際どう戦っていくのか」に対して後藤護が提案する最良の選択。
- ずっと歪んだ真珠でいるバロックの語源は「歪んだ真珠」。
- クソを愛で続ける人たちの系譜『博覧狂気の怪物誌』刊行イベントのテーマだった肛門期固着について。
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
- 置き配写真館の構造的な問題eiaonai・自分の家に届く置き配写真は、毎日歩いている玄関先を無造作にピンボケで撮った写真が急に送りつけられてくるという、めちゃくちゃ不気味で変な体験だ。
- 状況論につきまとう根本的な問題eiaonai・「推し活が今こうなっていて」というような話をしながら、福尾はいつも「これって本当なのかな」と思っている。
- 身体の問題と思わされてることが問題aonai・メディア環境や社会に誘導された振る舞いによって体に歪みが蓄積する。
- 呼び方問題aonai・「ソーシット」は英語のshitが入っていて「はしたない名前」なので、そこを落として荘子くん・荘子と呼ばれることが多く、逆にはしたなさだけを取り出して「シット君」と呼ぶ人もたまにいる。