映画音楽は一切サンプリングしていない
えいがおんがくはいっさいさんぷりんぐしていない
映画音楽っぽい、映画っぽいと言ってくる人が多い。
番組より
でも映画音楽そのものは一切サンプリングしてなくて、だからなんか現実に転がってる音楽の断片をつなぎ合わせてなんか映画っぽくしてるっていうか。
もともと一曲一曲は普通にまともに曲なんだけど、なんかあたかもそれがノイズBGMとか街の雑踏とかと変わらないものになりうるっていう。
この項目について
10代から20代前半に死ぬほど映画を観ていたから、自分のなかにもそれはある。 でも映画音楽そのものは一切サンプリングしていない—— 現実に転がっている音楽の断片をつなぎ合わせて、映画っぽくしている。 Madlib のアルバムを初めて聴いたときの感覚がそうだった、と荘子itは言う。 あれもラジオやテレビの音ではなく、 めちゃくちゃオーセンティックな1970年代のレコードをサンプリングして つなぎ合わせ、猥雑なテレビ・ラジオ・映画のような雰囲気を作り上げている。 もともと一曲一曲はまともな曲なのに、 あたかもノイズやBGM、街の雑踏と変わらないものになりうる。
この項目が出てくる回
関連項目
- 言語化しようとしていない頭が悪いのか何なのか分からないけれど、 自分の人生をそんなに言語化しようとしていない、と没は言う。
- 二回目の質問をしなければいけない「トラックスマンだよね」と言えば自分たちには通じるが、 そう言われても二回目の質問をしなければいけない人のほうが多い、 と荘子itは言う。
- 一行一行で揺れる自己開示という言い方はあまり好きではない、と荘子itは言う。
- 文章が二重で見える文章っぽいと言われることを、荘子itは狙いであり強みだと考えている。
- 21世紀とフェイスオフ没のリリックの一行。
- 無駄で繋がっている喧嘩もいっぱいしたが、もう今更言うこともない——という流れで。
- 記録に残らないものを記録する没のリリックに「早すぎて記録に残らない映像」という一行がある。
- 言葉は全ての可能性に開かれている没のリリック「一人だけじゃかからない麻疹」について、 荘子itが 「橋か」=橋が架かる、と読めるのではないかと言う。
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
- 文化の盗用はゼロにできないieiai・アプロプリエーションという語自体はネガティブでもポジティブでもなく、 どこかから持ってきて使うということなのに、 日本語の「盗用」には盗むというネガティブな語が入っている—— その含意のすれ違いもある、と福尾は言う。
- プライベートとパブリックは簡単に線引きできないieiai・日記はプライベートな文章、エッセイや小説や評論はパブリックな文章、と大雑把には分けられる。
- 淡々と人が喋っているのを聞いていたいieiai・コテンラジオやゆる言語学ラジオのような教養コンテンツが来ているのは、教養の復権という話ではなく、ある程度長い、変な高低のないコミュニケーションをずっと聞いていられるということでしかない気がする、と福尾。
- きついと思うかどうかはお前次第eiai・村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』に出てくる格言——Pain is inevitable but suffering is optional。
この項目に言及している項目
- We Dance Alone「帝国主義の病」から始まる、アルバムで一番暗い曲。
- SP-404没が誕生日にもらったサンプラー。
- 機械を通じて人間性を感じさせる没のリリックに出てくるセオ・パリッシュとトラックスマン。
- 劇場をやると人生の滑りも良くなる『人生劇場』というタイトルはポッドキャスト的なものに影響を受けている、 と荘子itは言う。
- コンビニがその辺に生えているバナナ都会でオーガニックなものを食べようとすると、金を払ってわざわざ、という話になる。
- 状況がまず嘘みたいなところから本当のことが立ち上がる日本人としてラップをやっているのは相当変な状況で、 それで本当のことを言えるわけがない——という没の言葉を受けて、荘子itが返す。
- タムロ「今日みたいに紫のフィルターかかってて、おしゃれして出かけた日には、 都会を抜けていく風はしかとして、こんな風に頭揺らす」—— 荘子itがカメラワークが見えると言う一節。
- 誕生日にもらったSP没の誕生日は8月14日で、荘子itと10日違い。
- Traxmanシカゴのフットワークの巨匠。
- Fire and Rainリリックの「Fire and rain like James Taylor」の元。
- 森の幼稚園没は愛知県の山の中のような幼稚園に、年中・年長だけ通っていた。