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過保護になることでタフネスが抜け落ちる

かほごになることでたふねすがぬけおちる

福尾が書いた『カホ』の書評について。

初出
濱口竜介/村上春樹(2026年7月13日)

番組より

彼の作品に本来あったはずの倫理性っていうか、それこそタフネスみたいなもの、それこそ過保護になることによって抜け落ちちゃうっていうことがパラレルに起こっちゃってる感じがして。

この項目について

仮タイトルは「カホに過保護」だった——どうにか傷つかずにうまくいってほしい、という気持ちがすごく感じられる書き方をされている。現代を生きる26歳の女性が主人公なのに、いま若い女性がどういう感じで生きているかのディテールが分からない——リアリティがないからダメ、ではなく、小説的なリアリティを作る上での道具立ての少なさが目立ってしまっている。そして彼の作品に本来あったはずの倫理性、それこそタフネスが、過保護になることによって抜け落ちてしまう——それがパラレルに起こっている。新潮に載った5つほどの書評のうち、福尾だけが怒っていた。

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関連項目

となりで喋られていたこと

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