お金がなくなっても別の権力の形が残る
おかねがなくなってもべつのけんりょくのかたちがのこる
成田悠輔が『令和の虎』に出て 「**希望金額はマイナス1億円です。
番組より
令和の虎っていう、起業したい人たちがお金ないからってプレゼンをして、お金持ちの社長さんたちに出資してもらうっていう、趣味悪いけど面白いコンテンツ。
そもそもお金的な尺度とか人間が作ったものって、お金がなくなったとしても残るだろうみたいな、Fみたいなもので完全に作られちゃってるから今の世界が。
この項目について
1億円捨ててください。 なぜならお金が必要でなくなるからです**」とやった回について。 荘子itは、番組をぶっ壊してしまうのかと思ったら意外とそうではなかった、と言う—— 虎の側の弁が立つ人が、 「お金が必要でなくなり、人を評価する尺度の数値化が無効になったとしても、 土地を所有していることや今の国家があることを デフォルトの原初的な状態に戻すことは、そもそも無理。 お金に代わる別の権力の形が残る」と、鮮やかに反論した。 人間が作ったF的なもので、今の世界は完全に作られてしまっている。 しかも、それで簡単に言いくるめられないところがよかった—— 成田悠輔でさえ「それはお前のやりたいことでしかないだろう」と 詰められる、その感じ。
この項目が出てくる回
関連項目
- 生き様2.0福尾がXで言い出した、まだ実態のわからない概念。
- 交換様式F柄谷行人の交換様式Dから始まる話。
- ファクトとフィクションとフェティッシュ三つとも、ラテン語の「作る」という動詞から派生している。
- エビデンスなきファクト**エビデンスがしっかりある情報など、もともとほぼない。
- レイバーとワークの切り離せなさアーレントのレイバー(労働)/ワーク(制作)/アクション(活動)の三区分から。
- 立場を分けるのはナンセンス「実存的か、社会的か」という分け方をめぐって。
- 未来にアウトソーシングする交換様式Dも、シンギュラリティ論も、終末論も、救世主待望論も、 未来にアウトソーシングしているという意味では同じだ、と福尾は言う。
- うずまきと貨幣伊藤潤二『うずまき』の単行本巻末に、佐藤優が書いた解説。
となりで喋られていたこと
韻を踏んでいること
この項目に言及している項目
- 顔が見える福尾が Dos Monos について前々から思っていたこと。
- 柄谷行人交換様式A〜Dの議論が参照される。
- そうしておくと楽だからポスターを貼る荘子itがカート・コバーンの言葉でいちばん共感したもの。
- 装飾と犯罪アドルフ・ロースの文章を福尾が初めて読んで、 想像の10倍くらい偏狭な人だったと驚く—— **人間の歴史は装飾を切り捨てていく歴史なのだ、 その原初的な形態が入れ墨で、そこから進歩して モダニズム建築という「ただの直角」にたどり着いたのだ、
- 作り続けている姿のほうを受け取るうずまきと貨幣の分析は面白かったが、 それは出来上がった作品に対する分析でしかないと荘子itは言う。
- 部屋を飾ることのラディカルさそうしておくと楽だからポスターを貼るのマインドでずっとやってきた、 と言ったあとに荘子itが付け加えること。
- 録音ボタンを押していなかった**過去最長の1時間15分、しかもすごく話が回って盛り上がって喋ったあと、 録音ボタンを押していなかったことに気づいた。